観光地のショッピングモール

国土は小さいこの国ですが、局所的にあちらこちらに観光スポットがあります。
今回ご紹介するのはそんなところに面したショッピングモールです。

<Vivocity>

Vivocityはシンガポール南部にあたるハーバーフロントにある巨大なショッピングモールです。このモールで特記するのはその立地です。

• セントーサ島の対岸

セントーサ島は、昔"Pulau Belakang Mati（死の島）"と呼ばれていたそうですが、1972年に平和と静けさという意味の現在の名前に改名されました。今ではカジノやユニバーサルスタジオ、世界最大の海洋館などができて、毎日観光客であふれています。ここの開発を担当しているのはGentingSP（ジェンティンシンガポール:G13）です。このセントーサ島に渡る方法は徒歩、バス、モノレールといくつかあるのですが、そのいずれもこのVivocityを通過する必要があります。

• インドネシアへのフェリー乗り場と直結

シンガポールからインドネシアへフェリーで渡るには、タナメラフェリーターミナルもしくはこのVivocityにつながっているハーバーフロントセンターのいずれかにいく必要があります。ただ、タナメラフェリーターミナルはあまり見るものが無く、どうせならこちらのほうが良いです。利用者もこちらの方が多い気がします。週末には一時帰国する人や1泊2日のバカンスを楽しむ人でかなり混みます。

以上のように、観光客が増加の一途を辿っているシンガポールで観光地に面しているショッピングモールというのは好条件だと思います。

このVivocityは私もよく行きます。ジェイミーオリバー監修のレストランができたり、日本のショップも、サンマルクカフェ、フランフラン、ダイソーetc...のように続々とオープンしています。ここでご飯を食べた後に、セントーサ島へボードウォークを歩いていくのが週末の過ごし方です。

VivocityはMapletreeCommercialTrustのポートフォリオです。HarbourFrontCentreはMapletreeInvestmentのポートフォリオです。

Mapletree Commercial Trust

特性...複合REIT（ショッピング、オフィス）、シンガポール
Stock Information...Google Finance

<会社概要（原文は以下）>
メープルツリーコマーシャルトラスト（MCTまたは トラスト）は直接的または間接的に長期的に投資を行う目的で設立された不動産投資信託（以下 "REIT"）であり、シンガポールに焦点を当てた多様なポートフォリオは、オフィスおよび/または小売り目的、棟貸しおよび部分貸し、そして不動産関連資産などで構成されています。。 MCTは、シンガポール証券取引所に上場しています。

トラストは、シンガポールの南部回廊（1）にある3つのプロパティを所有しています：

ビボシティ - ハーバーフロント地区に位置したシンガポール最大のショッピングモール
バンクオブアメリカメリルリンチハーバーフロント（MLHF） - ハーバーフロント地区のプレミアムオフィスビル
PSAビル（PSAB） - アレクサンドラ地区で最も高い40階建てのオフィスタワーと3階建ての小売店を中心としたアレクサンドラ小売センター（ARC）でなる複合ビル

2013年2月4日には、シンガポールのセントラルビジネス地区に位置するAグレードのプレミアムオフィスビルであるメープルツリー·アンソンを第四の資産として取得を完了しています。

MCTは、ムーディーズからBAA2評価を割り当てられています。

MCTは、メープルツリー·インベストメンツ株式会社（MIPL）の完全子会社であるメープルツリーコマーシャルトラストマネジメント株式会社によって管理されています。

<About Us> ref. http://www.fraserscentrepointtrust.com/About%20Us/Overview.aspx

Mapletree Commercial Trust (“MCT” or "the Trust") is a Singapore-focused Real Estate Investment Trust ("REIT") established with the principal investment objective of investing on a long-term basis, directly or indirectly, in a diversified portfolio of income-producing real estate used primarily for office and/or retail purposes, whether wholly or partially, as well as real estate related assets.  MCT is listed on the Singapore Exchange Securities Trading Limited.  

The Trust owns three properties located in Singapore‘s Southern Corridor⁽¹⁾:

• VivoCity – Singapore's largest mall located in the HarbourFront Precinct; 
• Bank of America Merrill Lynch HarbourFront ("MLHF") – a premium office building in the HarbourFront Precinct; and 
• PSA Building ("PSAB") – an established mixed use development and the tallest building in the Alexandra Precinct with a forty-storey office tower and a three-storey retail centre, Alexandra Retail Centre (“ARC”).

On 4 February 2013, MCT completed the acqusition of its fourth property, Mapletree Anson, a premium office building with Grade A specifications, located in Singapore's Centra Business District.

MCT has been assigned a Baa2 rating by Moody’s.

MCT is managed by Mapletree Commercial Trust Management Ltd, which is a wholly owned subsidiary of Mapletree Investments Pte Ltd (“MIPL”).

⁽¹⁾Singapore’s Southern Corridor comprises the area around the southern coast of Singapore from the western fringe of the CBD along Keppel Road, and extends westwards along the south-western coast of Singapore towards Pasir Panjang, and includes Sentosa

分布図　cf. Portfolio Overview

以上の情報は2013年8月25日時点のものであり、最新のものではない可能性があります。最新情報は参照元にてご確認ください。また、日本語訳はできるだけ正確に訳す努力をしておりますが、誤認識等がありましたらお知らせいただけると幸いです。

投資は自己責任です。嫌悪や陶酔に陥ることなく自分なりの投資をしましょう。