2014年2月22日土曜日

配当の権利について

海外で働き始めて一番困ったこと、それは言葉の壁でした。
日常会話ができないのは私の努力不足なのですが、それ以上に業務上の用語があまりにも違うので驚きました。日本にいるときは一応外資ITで働いていたのですが、、、
中にはシンガポール独特のもの、いわゆるシングリッシュも多く含まれているでしょうが、世界に羽ばたくエンジニアの第一歩としては目からウロコでした。

さて、REITを選ぶ上で必ず目を通す項目である配当、特にその権利に関わる用語です。


  • Dividend...配当金
  • Ex-Dividend Date/Expiry Date...権利取り日(配当をもらうにはこの日までに買わなきゃだめ)
  • Book Closure Date/Record Date...権利確定日(権利取り日+2営業日)


例えば、2014年2月24日(月)にBook Closure Dateを迎えるREITがあったとします。土日は休みですので、金曜日、木曜日と2営業日さかのぼります。すると、2月19日(水)がEx-Dividend Date とわかります。もし、このREITの今期の配当を得たかったら、遅くても19日には買ってくださいね、ということです。

既にシンガポール居住も3年以上が経過していますが、いまだに慣れない言葉も多いです。
「クレーム出してね」
最初に言われたときは何かと思いましたが、(交通費などの)請求のことでした。
月末に言われるたびに違和感を感じています。カタカナ英語おそるべし。

2013年9月16日月曜日

観光地のショッピングモール

国土は小さいこの国ですが、局所的にあちらこちらに観光スポットがあります。
今回ご紹介するのはそんなところに面したショッピングモールです。

<Vivocity>

Vivocityはシンガポール南部にあたるハーバーフロントにある巨大なショッピングモールです。このモールで特記するのはその立地です。

  • セントーサ島の対岸
セントーサ島は、昔"Pulau Belakang Mati(死の島)"と呼ばれていたそうですが、1972年に平和と静けさという意味の現在の名前に改名されました。今ではカジノやユニバーサルスタジオ、世界最大の海洋館などができて、毎日観光客であふれています。ここの開発を担当しているのはGentingSP(ジェンティンシンガポール:G13)です。このセントーサ島に渡る方法は徒歩、バス、モノレールといくつかあるのですが、そのいずれもこのVivocityを通過する必要があります。

  • インドネシアへのフェリー乗り場と直結
シンガポールからインドネシアへフェリーで渡るには、タナメラフェリーターミナルもしくはこのVivocityにつながっているハーバーフロントセンターのいずれかにいく必要があります。ただ、タナメラフェリーターミナルはあまり見るものが無く、どうせならこちらのほうが良いです。利用者もこちらの方が多い気がします。週末には一時帰国する人や1泊2日のバカンスを楽しむ人でかなり混みます。

以上のように、観光客が増加の一途を辿っているシンガポールで観光地に面しているショッピングモールというのは好条件だと思います。

このVivocityは私もよく行きます。ジェイミーオリバー監修のレストランができたり、日本のショップも、サンマルクカフェ、フランフラン、ダイソーetc...のように続々とオープンしています。ここでご飯を食べた後に、セントーサ島へボードウォークを歩いていくのが週末の過ごし方です。

VivocityはMapletreeCommercialTrustのポートフォリオです。HarbourFrontCentreはMapletreeInvestmentのポートフォリオです。

2013年9月4日水曜日

口座開設 その1

今回は証券口座の開設方法を書いていきます。
といっても私の経験談なので、以下の属性に当てはまる人のみ参考にしてください。
  • シンガポールで既に居住していること(EP,DP等のパスを保持していること)
  • 主要な銀行の口座を持っていること
証券会社はいろいろとありますので、自分の好みに合ったところを探してみてください。この記事の最後に主要な証券会社のリンクを貼ってあります。私はもともとDBSを持っていたこともあり、何も考えずにDBSVickersに作りました。
以下DBSVickersでの口座開設体験談です。

持っていくもの
  • パスポート(残期間6ヶ月以上)
  • バンクステートメント
  • 直近の給与支払い書(ペイスリップ)(信用取引額を決めるため)
場所
  • MarinaBayFinancialCenter、通称MBFCです。RafflesPlace MRTから地下でずっとつながっているので15分くらいかけて歩いても行けます。目的地はMBFC Tower3です。MBFCはPhase1とPhase2で工期が分かれており、Phase1はTower1とTower2、そしてMarinaBayResidencesという高級コンドミニアム、Phase2はTower3、そしてMarinaBaySuitesという高級コンドで構成されています。一階にドトールや料理屋さんなどが入っているのがTower3です。着いたらそのまま3階までエスカレータで上りましょう。
ここの支店は割といつでも空いているので、入口に近づくと受付の人が近寄ってくるかと思います。そこで"Vickersの口座を開設したい"と申し出てください。もしDBSの口座を持っていない方や、バンクステートメントがない方はここで先に済ませてください。

受付番号が印刷された紙を渡され、自分の番号が掲示板に出るまで待ちます。自分の番号が表示されたらその番号のブースに行ってください。シンガポールの株だけで取引するのであれば特に受け答えする必要もなく開設されると思います。買いの支払い方法はいくつかありますが、EPSが一番無難でしょう。ただ、US株を売買するときや、ETF, ETN等を売買するときは別途手続きが必要です。また別の回で説明いたします。

全ての手続きが終わってから、大体一週間以内に計4通手紙が届きます。
  • SGXからCDPのアカウント番号通知書
  • SGXからCDPの暗証番号通知書
  • Vickersからアカウント番号通知書
  • Vickersからアカウント暗証番号通知書
これが届く頃には売買が可能になっています。



2013年9月1日日曜日

シンガポール証券取引所 SGX

シンガポール証券取引所です。売買の一番要です。wikipediaはこちら


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<場所>
金融街のラッフルズプレイスとタンジョンパガールの真ん中ぐらいに位置しています。
まさしくビジネス街のど真ん中ですが、実はこのSGXの横にはラオ・パサと呼ばれる昔ながらのフードコートがあります。テレビ番組のシンガポール特集では必ずと言っていいほど取り上げられる場所なのでご存知の方も多いかもしれませんが、いろいろなアジアを凝縮したような混沌とした場所です。インドやベトナム、中国、タイさらには日本食まであらゆる国籍料理が食べられます。11月からは日本のパン屋さんもオープンするようです。昼は周りのオフィスビルからの人で大混雑し、夕方から夜にかけてはSGXに面する一般道を閉鎖してサテーと呼ばれる串やきの屋台街になります。

SGXには立会場はなく、取引は全てオンラインで行われています。最近(2013年7月)、地場の回線業者であるスターハブが島内からのアクセス遅延値(RTT)を1ミリ秒まで抑えるサービスを開始しました(こちら)。

アジアのごみっとした感じとシンガポールの小きれいさが共存しているところが見られる格好の場所です。マーライオンからも徒歩圏内です。

*2013年9月から11月までの間、ラオ・パサは改装のため営業しません。サテー屋台街は夕方から営業するようです。

次は口座開設方法 その1 です。

2013年8月29日木曜日

Suntec Reit

特性...複合REIT(ショッピング、オフィス)、シンガポール/オーストラリア/マレーシア/中国/日本
Stock Information...Google Finance

<会社概要(原文は以下)>

会社概要
サンテックREITのすべての利害関係者に対して価値を創造、提供するために進化します。

サンテック不動産投資信託(サンテックREIT)はシンガポール証券取引所(SGX-ST)、に2004年12月9日に上場し、主に小売およびオフィス目的に使用される収益性の不動産を持つ、シンガポールで初の複合REITです。

2012年12月31日現在、サンテックREITのポートフォリオは、サンテックシティやパークモール、ワンラッフルズキーの三分の一とマリーナベイファイナンシャルセンタータワー1、2の三分の一、マリーナ·ベイ·リンク·モールのオフィスおよび小売り物件が含まれ、マリーナベイの高成長地区やシンガポールの中央ビジネス地区内の市民文化地区に戦略的に位置しています。サンテックREITはまた、サンテック·シンガポール国際コンベンション&エキシビションセンターで60.8パーセントの持分を所有しています。

サンテックREITは外部マネージャー、ARAトラスト·マネジメント(サンテック)(マネージャー)によって管理されています。 はサンテックREITの投資主に定期的かつ安定したディストリビューションを提供し、競争的なリターンを投資主に提供するために、単位当たり純資産額の長期的成長に焦点を当てています。

<Profile> ref. http://www.suntecreit.com/about.php

Listed on 9 December 2004 on Singapore Exchange Securities Trading Limited (the “SGX-ST”), Suntec Real Estate Investment Trust ("Suntec REIT") is the first composite REIT in Singapore, owning income-producing real estate that is primarily used for retail and/or office purposes. 

As at 31 December 2012, Suntec REIT’s portfolio comprises office and retail properties in Suntec City, Park Mall, a one-third interest in One Raffles Quay and a one-third interest in Marina Bay Financial Centre Towers 1 and 2 and the Marina Bay Link Mall, all strategically located in the growth corridors of Marina Bay and the Civic and Cultural District within Singapore’s central business district. Suntec REIT also owns a 60.8% interest in Suntec Singapore International Convention & Exhibition Centre. 

Suntec REIT is managed by an external manager, ARA Trust Management (Suntec) Limited (the "Manager"). The Manager is focused on delivering regular and stable distributions to Suntec REIT’s unitholders, and to achieve long-term growth in the net asset value per unit of Suntec REIT, so as to provide unitholders with a competitive rate of return on their investment.
分布図 cf. Portfolio Overview



以上の情報は2013年8月28日時点のものであり、最新のものではない可能性があります。最新情報は参照元にてご確認ください。また、日本語訳はできるだけ正確に訳す努力をしておりますが、誤認識等がありましたらお知らせいただけると幸いです。


投資は自己責任です。嫌悪や陶酔に陥ることなく自分なりの投資をしましょう。

2013年8月28日水曜日

Starhill Global Reit

特性...複合REIT(ショッピング、オフィス)、シンガポール/オーストラリア/マレーシア/中国/日本
Stock Information...Google Finance

<会社概要(原文は以下)>
プロフィール

スターヒル·グローバルREITは、シンガポール国内外における主に小売店やオフィス用途に使用される不動産に投資するシンガポールの不動産投資信託です。 2005年9月20日にシンガポール証券取引所のメインボードへの上場以来、スターヒル·グローバルREITは、シンガポールのオーチャードロードの2つの資産から、シンガポール、マレーシア、中国、オーストラリア、日本に13のプロパティを持つに至り、27億シンガポールドルと評価されています。
シンガポールにはオーチャードロードのウィスマ·アトリアとニーアンシティー、マレーシアのクアラルンプールにはスターヒルギャラリーとLot10、中国の成都ではプレミア小売物件、東京の主要な地区に7つ、オーストラリのパースのデビッドジョーンズビルを所持しています。スターヒル·グローバルREITは、シンガポール、海外で魅力的な不動産資産の調達に焦点を当てつつ、積極的なリーシング活動と創造的資産の強化を通じて既存のポートフォリオの有機的成長を促していきます。
スターヒル·グローバルREITは、外部マネージャー、YTLスターヒル·グローバル·リート·マネジメント·リミテッドによって管理されます。 Managerは、YTLコーポレーション·バーハッドの完全子会社であるYTLスターヒル·グローバル·リート·マネジメント·ホールディングスの全額出資子会社であるYTLスターヒル·グローバル·リート·マネジメント·リミテッドです。

<Profile> ref. http://www.starhillglobalreit.com/meag_profile.aspx
Profile
 
Starhill Global REIT is a Singapore-based real estate investment trust investing primarily in real estate used for retail and office purposes, both in Singapore and overseas.   Since its listing on the Mainboard of the Singapore  Exchange Securities Trading Limited on 20 September 2005, Starhill Global REIT has grown its initial portfolio from interests in two landmark properties on Orchard Road in Singapore to 13 properties in Singapore, Malaysia, China, Australia and Japan, valued at about S$2.7 billion.
These include interests in Wisma Atria and Ngee Ann City on Orchard Road in Singapore, Starhill Gallery and Lot 10 in Kuala Lumpur, Malaysia, full ownership of a premier retail property in Chengdu, China, seven properties in the prime areas of Tokyo, Japan and the David Jones Building in Perth, Australia. Starhill Global REIT remains focused on sourcing attractive property assets in Singapore and overseas, while driving organic growth from its existing portfolio, through proactive leasing efforts and creative asset enhancements.
Starhill Global REIT is managed by an external manager, YTL Starhill Global REIT Management Limited. The Manager is a wholly-owned subsidiary of YTL Starhill Global REIT Management Holdings Pte. Ltd. which is in turn a wholly-owned subsidiary of YTL Corporation Berhad.

分布図 cf. Singapore Portfolio Map



以上の情報は2013年8月28日時点のものであり、最新のものではない可能性があります。最新情報は参照元にてご確認ください。また、日本語訳はできるだけ正確に訳す努力をしておりますが、誤認識等がありましたらお知らせいただけると幸いです。


投資は自己責任です。嫌悪や陶酔に陥ることなく自分なりの投資をしましょう。

2013年8月27日火曜日

Saizen Reit

特性...住居REIT、日本
Stock Information...Google Finance

<会社概要(原文は以下)>
Saizen REITは、日本で主に住宅や住宅関連のために使用されている収益性不動産、および不動産関連資産から成る多様なポートフォリオに投資するシンガポール拠点の不動産投資信託(REIT)です。

Saizen REITは、2007年11月9日、シンガポール証券取引所に上場され、日本の住宅に排他的にアクセスを提供するシンガポールで最初のREITです。

Saizen REITのポートフォリオは、地理的に日本の14地方都市にわたって分散されています。一般的にビジネス地区や交通機関のハブに近接または住宅街に位置しています。小さな家族や子供のいない夫婦、独身者や学生などをターゲットにしています。日本では持ち家比率が60%と比較的低く、全国の賃貸住宅への強い需要は継続すると予想されています。

Saizen REITは、ムーディーズ·インベスターズ·サービス·インクからBa3の格付けを割り当てられています。

<About Saizen REIT> ref. http://www.saizenreit.com.sg/index.php?option=com_content&task=view&id=2&Itemid=27
title_about_overview.gif

Saizen REIT is a Singapore-based real estate investment trust ("REIT") established with the principal investment objective of investing in a diversified portfolio of income-producing real estate located in Japan, which is used primarily for residential and residential-related purposes, as well as real estate-related assets.
Listed on the Singapore Stock Exchange on 9 November 2007, Saizen REIT is the first REIT listed in Singapore to offer access exclusively to Japanese residential properties.
Saizen REIT's portfolio is geographically diversified over 14 regional cities in Japan. The properties are generally located in close proximity to business districts and transportation hubs and/or in residential neighborhoods. They target mass market tenants such as small families, working couples without children, working singles and students.  As home ownership in Japan is relatively low at 60%, strong demand for rental housing across Japan is expected to continue.

Saizen REIT has a corporate family rating of Ba3 from Moody's Investors Service, Inc.


分布図 cf. Singapore Portfolio Map



以上の情報は2013年8月27日時点のものであり、最新のものではない可能性があります。最新情報は参照元にてご確認ください。また、日本語訳はできるだけ正確に訳す努力をしておりますが、誤認識等がありましたらお知らせいただけると幸いです。


投資は自己責任です。嫌悪や陶酔に陥ることなく自分なりの投資をしましょう。